千葉県船橋市
施工期間:約30日間
施工箇所:建物周囲施工10箇所 床下施工2箇所 計12箇所
建造物の沈下修正
【概要】
本件は躯体に最大124mmの変位が発生した。現段階において明瞭な原因については特定しがたいが、しかしながら、現に変位が発生し多少でもその進行が懸念される現状を考えれば、まず、現実にその進行を阻止し、且つ水平に復するのが急務である。本計画はあらゆる原因の可能性を包含の上、不陸の確実な阻止と復旧を可能とする工法の選定と実行を目的とする。
【工法の決定】
修正手段として最善の工法であるアンダーピニング工法(鋼管杭底打ち工法)を選定する。
【理由】
①建物を杭を介して支持層に定着させる最も確実な工法である。
②ボーリング調査結果によればGL-17.5m付近に良好な支持力を示す砂礫層が介在するとある。
③工法の特徴として、更地で行う通常打込み杭より定着監理に優れ、先端支持力に対する信頼性が高い。